【IWC】

IWCの正規メンテナンス総まとめ|並行差別なしでも複雑な料金体型

IWC(インターナショナル・ウォッチ・カンパニー)は、ポルトギーゼやポートフィノに代表されるような、大人っぽく洒落たデザインのラインナップを揃える高級時計ブランドです。

また、IWCは高級時計ブランドでも珍しい「永久修理」を約束する時計ブランドの1つです。IWCが存続する限り、その時計は永久的に修理対象となります。

こちらでは、永久修理を保証するIWC(インターナショナル・ウォッチ・カンパニー)の正規メンテナンスの内容を詳しくまとめています。尚、IWCには並行差別の存在はありません。

IWC正規オーバーホール価格(作業内容)


IWCの正規メンテナンスは何しろ、その料金体型が複雑でわかり難い印象です。IWCの料金体型はムーブメントの違いはもちろん、モデルや使用バンドの違いによっても違いがあります。

IWCのモデル毎の価格表と作業内容を下記にまとめてみました。

ポートフィノ レザーベルト メタルベルト
自動巻 56,160円 66,960円
クロノグラフ 69,120円 79,920円
ムーンフェイズ 79,920円 90,720円
エイトデイズ 92,880円 103,680円
アクアタイマー ラバーベルト メタルベルト
自動巻 56,160円 66,960円
クロノグラフ 69,120円 79,920円
Sエディション 92,880円 103,680円
インヂュニア レザーベルト メタルベルト
自動巻 79,920円~ 90,720円〜
クロノグラフ 79,920円~ 90,720円〜

* 年式によって価格が変動します。

パイロットウォッチ レザーベルト メタルベルト
自動巻 56,160円 69,960円
クロノグラフ 69,120円 79,920円
ポルトギーゼ レザーベルト
自動巻 69,120円
手巻き 79,920円
自社ムーブ 92,880円
ヨットクラブ 92,880円
パーペチュアルカレンダー 159,840円

1.登録・消磁
2.診断
3.ケースの分解・ムーブメントの取り外し
4.ケースとブレスレットの研磨
5.ケースパーツと金属ブレスレットの超音波洗浄
6.ケースの再組み立て(防水性を確保するため新しいパッキンを使用)
7.ムーブメントの分解
8.ムーブメントパーツの超音波洗浄
9.ムーブメントパーツの検査・磨耗したパーツの交換
10.ムーブメントを一から再組み立て・潤滑
11.調整(ムーブメント・複雑機構・カレンダー機能)
12.針および文字盤の設定
13.時計を完全な形に再組み立て
14.IWC 基準に従った精度検査
15.防水検査
16.品質の最終検査

IWC正規コンプリートサービス

IWCの正規オーバーホール価格と作業内容は上記の通りですが、交換部品発生時には上記価格にプラスして、部品代の請求も合わせて行われます。IWCは並行差別を行わないリシュモングループ傘下の時計メーカーですので、正規品と並行品との間でメンテナンスの価格差は存在していません。

但し、IWCの正規メンテナンス価格は、上記の通り高額な価格設定が行われています。また、ベルトの違いや年式の違いなどによっても、そのメンテナンス価格に違いが生まれます。

IWCに並行差別はないとはいっても、正規メンテナンスの高額な価格が気になるユーザーも少なくないようです。しかし、IWCのコンプリートサービスは徹底したメンテナンスを行います。

正規ならではのパーツの豊富さを利用して、摩耗が強いパーツや不具合の原因となりそうなパーツは交換対応が積極的に行われ、予防整備的なメンテナンスがメーカー依頼の大きなメリットと捉えることができます。

または、高額なメンテナンス価格に加えて積極的に追加発生するこのような部品代の負担が、大きなデメリットだと捉えるユーザーもいらっしゃるかもしれません。

IWC正規メンテナンスの依頼方法

● 正規代理店に持ち込み
● ピックアップサービスを利用する

IWCの正規メンテナンスの依頼方法は上記2つの方法があります。対面でのメンテナンス依頼を希望する場合は、お近くのIWC正規販売店への持ち込みが良いでしょう。但し、正規販売店でのメンテナンス依頼は手数料をプラスされた請求が行われるようです。

尚、IWCが属するリシュモングループは、オメガなどのスウォッチグループとは異なり、グループ単位でメンテナンスを行うわけではありません。リシュモングループは単なる集合体に過ぎません。なので、IWCのメンテナンスはIWC本体だけが対応しています。

IWCへの正規メンテナンスの依頼は、正規販売店経由では手数料の負担があったり、近くに代理店が存在しない場合も含めて、最もおすすめとなるのはピックアップサービスを利用するのが良いのではと思います。

IWCピックアップサービス

IWC正規メンテナンスの特典や注意事項と支払い方法

● 2年間保証
● メンテナンス保証書発行
● ポリッシュ付き
● 古いモデルや複雑モデルはスイス送り
● スイス送り見積もりは3ヶ月
● 見積もり後のキャンセルは3,300円(スイス送り16,500円)が必要
● 現金・クレジットカード

IWCのコンプリートサービスには2年間保証とポリッシュサービスが付与されています。この2年間のメーカー保証はメーカー依頼の最大の安心材料となるものです。また、時計修理店等ではオプション扱いとなるポリッシュサービスもメンテナンス価格に含まれています。

言ってしまえば、IWCのベルト違いのメンテナンス価格の違いはこのポリッシュにあります。また、メーカーメンテナンスは新品時の状態に戻すことを常としていますので、オプション設定されることはないようです。

IWCのピックアップサービスは見積もり自体は無料ですが、見積もり後のキャンセルにはキャンセル料の請求が行われ、時計返送に伴う料金として返送料の支払いが求められるようですので注意が必要となるでしょう。

そして、永久修理保証付きのIWCであっても、古いモデルや複雑モデルは了承のもとでスイス送りとなります。また、スイス見積もりは約3ヶ月間の時間、見積もり後のキャンセルにキャンセル料、さらに郵送料の請求も併せて行われます。

尚、IWCのコンプリートサービスの支払いは代引のみですが、その際には現金もしくはクレジットカード決済に対応しています。

まとめ

こちらのページでは、IWCの正規メンテナンスについてまとめてみました。IWCは一部の時計ブランドのような並行差別の存在はありません。しかし、ムーブメントに加え、モデルやベルトの違いによって複雑な価格設定が行われています。

IWCは並行差別を行わないことも手伝って、並行品ユーザーが多い時計ブランドの1つです。また、その販売価格差も大きい時計ブランドです。なので、並行品のIWCユーザーにとっては、メーカーメンテナンスの価格に高額な印象を持たれる場合も少なくないようです。

時計メンテナンスはユーザーそれぞれに、考え方や対応に違いがあるものです。なので、IWCのメンテナンスもユーザーそれぞれに対応すれば良いのではと思います。

IWCを積極的に引き受ける時計修理専門店比較一覧ページを見る

関連記事

  1. IWCの修理・オーバーホールはメーカーと時計修理専門店はどっちが良い?…

  2. 【WATCH COMPANY】IWCの修理・オーバーホールの事例と料金…

  3. 時計修理専門店シエンでのIWCオーバーホール実績と口コミ!

  4. IWCの時計修理・オーバーホールの並行差別の有無と依頼先と価格の違い

  5. 【オロロジャイオ】IWCの修理・オーバーホール事例とその料金

  6. IWCを中古で購入した場合のデメリットは修理・オーバーホールに影響が?…

コメント

  • コメント (0)

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

POPULAR POSTS

PICK UP

  1. 時計修理の千年堂

SPECIAL POSTS NEW POSTS

PAST POSTS

  1. 【WATCH COMPANY】フランクミュラー 修理・オーバーホールの事例と料金…
  2. 【時計買取】壊れた時計の売却の検討で抑えたい2つの買取専門業者はココ
  3. タグ・ホイヤーの並行輸入品の唯一のデメリットとその解決策!
  4. 【オロロジャイオ】オメガ・スピードマスターのオーバーホール事例と価格
  5. 時計オーバーホールが初めてのあなたに教える5つのこと【初心者用】
PAGE TOP