最終更新日:2022.1.21
時計修理の千年堂は、年間30,000本オーバーの時計修理・オーバーホール実績と100名以上の1級時計技師在籍の日本最大級の時計修理専門店として、ネット通販を代表する確固たる存在となっているようです。
また、時計修理の千年堂が取り扱う時計メーカーやブランドも多岐にわたるため、多くの時計ユーザーの方からの信頼も勝ち取っているようです。とはいえ、そんな時計修理の千年堂であっても、せっかくの時計修理・オーバーホール依頼を受けても、すべての時計メーカーやブランドに対応しているという訳にもいかないようです。
そんな時計修理の千年堂が最も多くの依頼を受けるのが「ロレックス」です。では、その修理・オーバーホールはロレックスのすべてのモデルの引き受けが可能なのでしょうか?今回は、時計修理の千年堂はロレックスの全モデルが引き受け可能なのかについてお伝えしていきます。
目次
純正部品が調達困難なモデルが存在する
● デイトナ
● デイデイト
ロレックスの最上級モデルとなる上記2つのモデルは、時計修理の千年堂では引き受け対象外のモデルとなっています。上記2つのモデルは、時計技師にとって大変高いスキルを求めるモデルとなりますが、時計修理の千年堂では引き受けすることが今現在はできません。
そこには、この2モデルの純正部品の入手が大変困難であるとの理由からです。時計修理の千年堂にはロレックス修理部門の元時計技師やデイトナを得意とする時計技師、さらにはデイデイトに特化した時計技師も多数在籍しています。
とはいえ、この2つのモデルはその複雑なムーブメントの関係から、オーバーホール時には必ずといって良い程の部品交換対応が求められます。また、この2つのモデルはロレックス修理部門にとっても、そのオーバーホール価格が高額となることからもドル箱モデルなのも確かです。
ロレックスを始め、自社ムーブメントモデルや特殊なモデルを製造・販売している時計メーカーは、たとえそれが正規認定修理店や認定代理店であっても、その純正部品供給に関してはとても消極的です。ロレックスに関して言えば、この2つのモデルの純正部品の入手は時計修理の千年堂であっても入手困難な状況のようです。
時計修理の千年堂が最も多くのロレックスを引き受けている訳
● 国内のロレックス正規認定店との取引
● 海外のロレックス正規認定店との取引
時計修理・オーバーホールといった時計メンテナンスでは、部品対応を求められる場面が多々あります。当然ながらその部品には、純正部品が使われることになります。したがって、時計修理の千年堂のようなメーカー以外の民間の時計修理専門店では、純正部品の供給ルートの確立が不可欠となります。
時計修理の千年堂は、日本国内ではロレックスから認定された数少ない「正規認定店」との取引も行っています。ロレックスは、オープナーをはじめとするロレックス専用工具が必要となります。こういった専用工具の所有もロレックスから認められた認定店だからこそです。
そして、国内同様に海外においても、正規認定店を通じた入手ルートが確立されていることも時計修理の千年堂の大きな特徴の一つともなっています。また、ロレックスを得意とする時計技師や時計修理店は、独自での純正部品を確保して在庫としてストックしている場合も多く見かけます。
ロレックスに特化した時計技師や時計修理専門店は、ロレックス各モデルのウィークポイントや、どの部品が劣化しやすいかといったことを、これまでの経験値から把握していることが大きく関与しています。そういったロレックスに特化した多くのベテラン時計技師の在籍が、時計修理の千年堂の豊富なロレックスの修理実績にも現れているようです。
まとめ
● デイトナ・デイデイトモデルは純正部品の入手が困難
● 国内・海外からの純正部品の入手ルートが確立
● 各時計修理専門店、各時計技師が独自に確保
時計修理の千年堂で最も多くの時計修理実績があるのがロレックスです。一方で、そんなロレックスであっても、引き受け不可能となる2つのモデルが残念ながら存在しています。
高級時計の代名詞ともなっているこのロレックスは、他のスイスメイドの時計に比べても世界共通のサービスを提供している時計メーカーです。したがって、その部品供給に対しても世界共通であって、一部の時計メーカーのように、日本国内のみでの差別化を図ったりすることもありません。
とはいえ、今回ご紹介した2つのモデルに関しては、外部には部品供給に消極的なモデルが存在していますので、個の場合の時計修理・オーバーホールの時計メンテナンスに関しては、ロレックス修理部門への依頼しかその選択肢はないようです。
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