【OMEGA】

オメガ・シーマスターに多いトラブルとその部品代の概算は?

最終更新日:2022.1.21

オメガユーザーの中で最も多いモデルが「シーマスター」のようです。映画007やジャック・マイヨールなどでご存知の方も多いでしょう。この「シーマスター」は、オメガを代表するダイバーズウォッチとしてその地位を築いているようです。

今回は、オメガユーザーの中で最も多くの支持を受けている「シーマスター」に多いトラブルと、その対策にかかる修理やメンテナンスでの部品代の大まかな概算をお伝えしていきます。もちろん、この部品代とともに技術料の発生もありますが参考にしてみてください。

3針モデルに多いトラブル


オメガのシーマスターは3針モデルがスタンダードですが、クロノグラフモデルまで様々なモデル展開を行なっています。そんなオメガ・シーマスターにはどのようなトラブルが多いのでしょうか?

そんなオメガのシーマスターに多いトラブルを時計修理店に寄せられた事例の中からご紹介していきます。その際の部品代等の修理費用の概算と併せてご紹介してみましょう。

時計の針が止まる

時計の針が止まってしまう場合は、ゼンマイ切れが起きている場合に多く見られる症状です。手巻き機能を使ってゼンマイを巻き上げても手応えがないような場合のほとんどが、このゼンマイ切れです。

また、ムーブメント内の潤滑油の劣化や、油切れの場合も同様に頻繁に止まってしまうことが多いようです。このゼンマイは突然に切れてしまいますので、予期することが難しいのが現状のようです。

ゼンマイ交換

● 民間時計修理店:3,000円~
● メーカー対応:8,000円~

リューズがゴリゴリする

リューズを使って手動でゼンマイを巻き上げた時の感触がゴリゴリするような場合は、歯車の軸が摩耗している場合がほとんどです。この場合の主な原因は、やはり油切れということになります。

このような場合はオーバーホールと共に、必要であれば軸の交換となります。リューズがゴリゴリするようになる以前に、自動巻き機能の持続時間の減少といった症状があらわれるようになりますから、比較的見極めやすいトラブルの一つです。

持続時間の減少に伴って、毎日手動でゼンマイを巻き上げいるような場合は深刻な軸トラブルに至る前にオーバーホールを行うことが良いでしょう。

軸交換

● 民間時計修理店:2,000円~
● メーカー対応:5,000円~

かなり進む

たとえば、1日に1時間以上も進んでしまうような異常な時刻の狂いの主な原因はヒゲゼンマイの絡みつきです。このヒゲゼンマイの絡みつきは自然に起こることはありません。ほとんどが、時計を落とした、ぶつけたといったような外部からの衝撃が原因となります。

この外的要因からヒゲゼンマイの中心がずれたり、歪んだりしてしまうことによって起こるようです。ですが、このヒゲゼンマイの絡みつきは修正することが可能です。

ヒゲゼンマイ偏心修正

● 民間時計修理店:3,000円~
● メーカー対応:5,000円~

リューズのロックが出来ない

ねじ込み式のリューズに多いトラブルの代表例ですね。リューズのネジ山が摩耗してしまうことが原因で起こる症状です。このような場合は、ケースに付いたチューブとリューズの同時交換となる場合が多いです。

また、ケースチューブは溶接留めになっているために1ヶ月前後の納期が必要になる場合もあるようです。

リューズ交換

● 民間時計修理店:5,000円~
● メーカー対応:8,000円~

ケースチューブ・リューズ交換

● 民間時計修理店:20,000円~
● メーカー対応:32,000円~

クロノグラフモデルに多いトラブル

12時間計の針が勝手に進む

ストップウォッチのボタンを押してもいないのに12時間計の針が勝手に進んでしまう症状です。このストップウォッチの歯車はストッパーによって停止させています。ですが、このストッパーの摩耗が進行してしまうことが原因で起こる症状です。

現行モデルであればこのような症状は起きにくいのですが、以前のモデルであれば比較的よく起こる症状のようです。しかし、現在では金属製で純正の強化部品が出ていますので、歯車とのセットでの交換が可能となっています。

ストッパー交換

● 民間時計修理店:8,000円~
● メーカー対応:12,000円~

クロノグラフの動作不良

カム軸の破損や、スライドピニオンが破損することによって起こる症状です。多くの場合が、時計を落とした、ぶつけたなどの外部からの衝撃によってもたらされるのですが、油切れによる軸の摩耗もその原因としてあるようです。

カム軸交換

● 民間時計修理店:2,000円~
● メーカー対応:4,000円~

カレンダーのトラブル

カレンダー送り軸のトラブルが原因で起こる症状です。カレンダーが切り替わる時刻での早送り機構を使うことがその大きな原因となります。なるべくカレンダーが切り替わる時刻を挟んで、22:00~08:00までは早送り機構の使用を控えた方がいいです。

カレンダー送り軸交換

● 民間時計修理店:3,000円~
● メーカー対応:5,000円~

プッシュボタントラブル

プッシュボタンの内部のパッキンが、油切れやゴミの侵入によって傷むことが原因で起こる場合がほとんどです。また、プッシュボタンは内側からネジで固定されていますが、長年の使用でこのネジが緩むこともあるようです。

プッシュボタン交換

● 民間時計修理店:11,000円~
● メーカー対応:18,000円~

終わりに

今回は、オメガシーマスターに多いトラブルを3針モデルとクロノグラフモデルの2つのタイプに分けてご紹介してみましたが参考になったでしょうか。

今回ご紹介したトラブルのほとんどは、定期的なオーバーホール等のメンテナンスで大半は防ぐことが可能だと思います。

また、オメガシーマスターはダイバーズモデルですので、リューズやプッシュボタンのトラブルはその後の水分などの侵入によっては深刻な問題となりかねませんので注意が必要ですよ。

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