【HAMILTON】

ハミルトンの正規メンテナンス総まとめ|価格や依頼方法と並行差別の有無

ハミルトンは鉄道用、航空用、軍用として採用されてきたように、高い精度と耐久性を持つ時計として知られています。一方で、その性能や品質が高いにもかかわらず、リーズナブルな価格もハミルトンの特徴の1つでしょう。

こちらのページは、ハミルトンの正規オーバーホールの内容を詳しくまとめたページとなっています。また、ハミルトンには並行差別はありませんので、正規メンテナンスであっても料金格差はありません。

【並行差別なし】ハミルトン正規オーバーホール価格とメンテナンス内容

モデル 価格
クォーツ 19,800円
クォーツクロノ 30,800円
自動巻 24,200円
クロノグラフ 44,000円

● 時計の真贋確認
● ケースとムーブメントの分解
● ムーブメントの洗浄
● 摩耗部品の交換
● ムーブメントの組み立て・注油
● ムーブメントの調整と機能の検査
● ケースとブレスレットの洗浄と研磨
● ケースの組み立てと防水機能の回復
● 最終検品

ハミルトンの正規オーバーホール価格と作業内容は上記の通りですが、交換部品発生時には上記価格にプラスして、部品代の請求が合わせて行われます。ハミルトンは並行差別を行わないスウォッチグループ傘下の時計メーカーです。

なので、ハミルトン正規品と並行品との間には、正規メンテナンスによる価格差は設けていません。とはいえ、ハミルトンの正規メンテナンス価格は時計の販売価格に対して、高額な価格設定が行われている印象もあるかもしれません。

ハミルトンのコンプリートサービスは、全25項目にも及ぶ徹底したメンテナンス・オーバーホールを行います。また、正規ならではの豊富なパーツを利用して、予防整備的な観点から部品交換対応は積極的に行われます。

このような予防整備的なメンテナンスが、メーカー依頼の大きなメリットと捉えるユーザーも少なくありません。一方で、ただでさえ高額なメンテナンス価格に加えて、追加発生するこのような部品代の負担を良しとしないユーザーもまた多いようです。

ハミルトン・コンプリートメンテナンス

ハミルトン正規メンテナンスの依頼方法

● サービスセンターに持ち込む
● 正規代理店に持ち込み
● ピックアップサービスを利用する

ハミルトンの正規メンテナンスの依頼方法には上記3つの方法があります。対面での依頼を希望する場合には、全国5箇所のサービスセンターへの持ち込み、またはハミルトン正規販売店への持ち込みが良いでしょう。

但し、正規販売店でのメンテナンス依頼は10%の手数料をプラスされた請求が行われます。

【ハミルトン・サービスセンター】
札幌時計サービスセンター
住所:札幌市中央区南1条西3丁目8 札石ビル5F
電話:011-241-3002
営業時間:9:30~18:00
定休日:土・日・祝日
カスタマーサービス東京
住所:中央区銀座7-9-18ニコラス・G・ハイエックセンター5-7F
電話:03-6254-7171
営業時間:11:00~19:00
中部時計サービスセンター
住所:名古屋市中区栄5-4-6
電話:052-243-6591
営業時間:9:30~18:00
定休日:日・祝日
カスタマーサービス大阪
住所:大阪市中央区南船場3-11-18郵政福祉心斎橋ビル1F
電話:06-7739-0987
営業時間:11:00~19:00
スイス時計サービスセンター
住所:福岡市中央区天神3-14-31 天神リンデンビル4F
電話:092-731-6611
営業時間:9:30~18:00
定休日:土・日・祝日

上記の東京・大阪以外のサービスセンターは、ハミルトンが属するスウォッチグループ直営ではありませんが、スウォッチグループより委託を受けた時計修理工房がメンテナンスを受け持っていますので、メーカー同様のサービスと部品供給が行われています。

まとめるとハミルトンの正規メンテナンスへの依頼は、正規販売店経由では手数料の負担があり、サービスセンターへの持ち込みは地域的な問題もあるようです。なので、一般的な依頼方法としてはピックアップサービスを利用することが最良かもしれません。

スウォッチグループ(ハミルトン)ピックアップサービス

ハミルトン正規メンテナンスの特徴や注意事項と支払い方法

● 2年間保証
● ポリッシュサービス付き
● 見積もり後のキャンセルは3,300円(スイス送り16,500円)が必要
● 現金・クレジットカード・デビッドカード

ハミルトンの正規メンテナンスであるコンプリートサービスには、2年間保証とポリッシュサービスが付与されています。この2年間のメーカー保証は、メーカー依頼の最大の安心材料となるものです。

また、時計修理店等ではオプション扱いとなるポリッシュサービスも、正規メンテナンスの特徴となるものです。とはいえ、ハミルトンのポリッシュサービスは一般的にライトポリッシュと呼ばれるもので、汚れや極僅かな傷に対するポリッシュに抑えられたものとなります。

また、ハミルトンのピックアップサービスは、見積もりのための時計送料と見積もり自体は無料ですが、見積もり後のキャンセルにはキャンセル料の請求が行われます。時計返送に伴う料金として1,100円の支払いが求められるようですので注意が必要です。

見積もり後のキャンセルを含めたメンテナンス料金の支払いは、代引き決済のみとなっていますが、クレジットカードとデビットカードを使用することもできます。

まとめ

こちらのページでは、ハミルトンの正規メンテナンスをまとめてみましたが、参考になったでしょうか。ハミルトンは一部の時計ブランドのような並行差別の存在はありません。

しかし、ハミルトンはその販売価格がとてもリーズナブルな時計ブランドの1つです。また、並行差別を行わないことも手伝って、並行品ユーザーが多い時計ブランドでもあります。

なので、ハミルトンはリーズナブルな販売価格と比較して、正規メンテナンスでの価格に疑問を持たれるユーザーも少なくありません。そういった場合には、ハミルトンに精通した時計修理店でのメンテナンスを検討してみても良いかもしれません。

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