最終更新日:2023.4.15
WATCH COMPANYは首都圏を中心に、全国5店舗展開を行なっている大型の時計修理専門店です。その規模と比例するようにWATCH COMPANYの時計修理・オーバーホールは年間20,000本以上の実績があります。
こちらでは、WATCH COMPANYでの多くの修理・オーバーホール実績の中から、機械式時計入門として最適なブランドとして人気の「オリス」の修理・オーバーホールの事例と、その際の料金と依頼方法までをまとめています。
目次
【WATCH COMPANY】オリスの修理事例と料金
当店ではオリスの時計を数多く修理してきました。機械式時計しか発売していないオリスの修理は機械式時計の修理専門店である当店にうってつけです。クロノグラフから多カレンダーの時計まで、あらゆる修理に対応いたします。オリス特有の故障に対しても、専属技術者がわかりやすくご説明いたします。
引用元:http://www.watchcompany.jp
オリス | WC基本価格 | メーカー価格 |
---|---|---|
自動巻 | 20,000円 | 25,000円 |
クロノグラフ | 30,000円 | 40,000円 |
* ORIS並行品(保証書なし)は上記メーカー価格1,8倍の請求が行われます。部品交換での部品代も同様に1,8倍となります。
● 「オリスの正規オーバーホールでの並行差別の有無や注意したい事とは?」の記事を読む
レクタンギュラー
● 依頼内容:オーバーホール・止まり
● 修理内容:オーバーホール・部品交換
● 不具合原因:油劣化・香箱,4番車摩耗・ゼンマイ劣化
【修理内容・料金】
● オーバーホール・・・・・・・20,000円
● ゼンマイ,香箱,4番車・・・・・15,000円
● 合計・・・・・・・・・・・・35,000円
【技術者コメント】ゼンマイの劣化とゼンマイが納める香箱の内壁が削れていました。そのために巻き上げられたゼンマイが途中でほどけてしまって、十分な動力を蓄えることができずに止まりの症状が起こっていました。 同時に、ゼンマイの動力を伝える4番車が摩耗しているため、こちらも交換対応いたしました。
ウィリアムズF1チーム デイデイト
● 依頼内容:オーバーホール
● 修理内容:オーバーホール・部品交換
● 不具合原因:油劣化・リバーシング摩耗・4番車摩耗
【修理内容・料金】
● オーバーホール・・・・・・・20,000円
● リバーシング、4番車交換・・16,000円
● 合計・・・・・・・・・・・・36,000円
【技術者コメント】ムーブメント内部が油切れの状態でした。ゼンマイの動力を伝達する為の4番車が著しく摩耗した状態でした。また、自動巻き・手巻きで稼動するリバーシングが摩耗している為、巻上げ不良の状態にもなっていました。オーバーホールとこれらの部品交換対応となっています。
ビッグクラウンコンプリケーション
● 依頼内容:オーバーホール・遅れ
● 修理内容:オーバーホール・部品交換
● 不具合原因:油劣化・ゼンマイ摩耗・香箱摩耗
【修理内容・料金】
● オーバーホール・・・・・・・30,000円
● ゼンマイ、香箱・・・・・・・11,000円
● 新品仕上げ・・・・・・・・・10,000円
● 合計・・・・・・・・・・・・51,000円
【技術者コメント】ムーブメント内部の油切れが見られます。 この油切れとゼンマイの劣化で遅れが発生していたようです。また、ゼンマイを収める香箱の摩耗により、作動持続時間も少なくなっていたようです。オーバーホールと同時に、これらの部品交換対応を行なっています。
● 「WATCH COMPANYの評判から見えてくる5つの要因を解説【口コミ】」の記事を読む
まとめ:オリスも安心・安全です
今回は、WATCH COMPANYの豊富な年間実績の中から、「オリス」の修理・オーバーホール事例のご紹介を行ってみました。このオリスは一時、スウォッチグループに買収されましたが、現在は「オリスジャパン」が運営を行う数少ない独立経営です。
しかし、オリスには正規代理店での購入と並行品との間で、メンテナンスの差別化を行っているブランドの1つともなっていますので、並行品のオリスユーザーはメーカー依頼では割高なメンテナンス費用の請求が行われます。
とはいえ、オリスは他の並行差別を行っているブランドと比較した場合には、その価格差も小さいものとはなるようですが、定期的なメンテナンスを実施することがオリスを最良の状態で保つためにも大切なことなのではと思います。
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