最終更新日:2023.5.27
今では、オメガを代表するムーブメントとなっているのが「コーアクシャル」搭載モデルです。この「コーアクシャル」ムーブメントはオメガのみが採用しているハイブリッドなムーブメントと言えるでしょう。
ですが一方で、この「コーアクシャル」モデルは、その純正部品の入手が困難なこともあって、多くの時計修理店ではオーバーホールの引き受けが行われていないといった現状があります。
なので、オメガブティックを利用しての「コンプリートメンテナンス」での対応以外に、その選択肢がないと思っているオメガユーザーの方も多いのではないでしょうか。
目次
オメガ「コーアクシャル」をオーバーホールできる時計修理店3つ!
オメガの「コンプリートメンテンス」6万円オーバーは正直高い。しかし、コーアクシャルモデルはオメガ独自の機構だからメーカー対応以外選択肢がない…と、思われるオメガユーザーの多いかもしれません。
しかし、この「コーアクシャル」モデルであっても、引き受け可能な優秀な時計修理店も存在しています。次の3つの時計修理専門店であれば、メーカーと同等以上の品質とサービスで安心です。
時計修理・オーバーホール専門店シエン
修理・オーバーホール専門店シエンでは、アンティークのモデルから現行モデルのコーアクシャルモデルまで数知れずのシーマスターのオーバーホールを手掛けてきました。防水性、精度、新品仕上げなど純正パーツで最高のメンテナンスをお約束します。
時計修理専門店シエン「オメガ」オーバーホール価格
クオーツ:16,000円(納期:約3週間)
クオーツ・クロノグラフ:28,000円(納期:約3週間)
手巻き:23,000円(納期:約3週間)
自動巻き:23,000円(納期:約3週間)
クロノグラフ:30,000円(納期:約3週間)
当サイトの「おすすめ時計修理店」にもランキングしている「時計修理・オーバーホール専門店シエン」であれば、オメガのコーアクシャルモデルも安心・安全にオーバーホールを受けることができます。
【大阪】〒531-0072 大阪府大阪市北区豊崎3-10-2 I & F (アイアンドエフ)梅田 205
TEL. 06-6292-8885 受付時間:11:00〜19:00
【東京】〒160-0023 東京都新宿区西新宿6-10-1 新宿オークシティ 日土地西新宿ビル8階 サーブコープ内
TEL. 0120-068-065 受付時間:11:00〜17:00
時計修理専門店 WATCH COMPANY
時計修理専門店WATCH COMPANYではオメガ(OMEGA)に特化したチームを組みメーカー同様の修理体制を確立させております。年間千本を超えるオメガの修理実績がある当社では、オメガならではの故障にも経験豊富な知識、技術で修理を行います。コーアクシャル機構に関しても100%純正部品を使用し一切妥協の無い修理に取り組んでおります。
シーマスター600プラネットオーシャン 修理実績
・修理内容:定期オーバーホール
・不具合内容:ムーブメント油切れ・ケース・ブレス使用キズ
・合計価格:35,000円(外装仕上げ込み)
時計修理専門店WATCH COMPANY「オメガ」オーバーホール価格
クオーツ:15,000円(納期:約2週間)
クオーツ・クロノグラフ:問い合わせ(納期:問い合わせ)
自動巻き:18,000円(納期:約2週間)
クロノグラフ:28,000円(納期:約2週間)
こちらも「おすすめ時計修理店」にもランキングしている「時計修理専門店WATCH COMPANY」であれば、オメガのコーアクシャルモデルも安心・安全にオーバーホールを受けることができます。
【大阪心斎橋店】〒542-0081 大阪府大阪市中央区南船場3-12-21
心斎橋プラザビル新館(カルティエビル)4F TEL:0120-214-707
【横浜店】〒231-0062 神奈川県横浜市中区桜木町1-1-7
ヒューリックみなとみらい10階 サーブコープ TEL:0120-214-707
時計修理・メンテナンス OROLOGIAIO
オメガ シーマスター プラネットオーシャンのリューズのねじ込みのねじ山の不良によるリューズねじ込み不良でした。リューズと一緒にケースに埋め込まれた受け側のチューブも一緒に交換しました。
精度は悪くない状態でしたが若干の湿気の混入を心配されてまたメンテナンスオーバーホールもご依頼いただきました。コーアクシャルモデルもおまかせください。
OROLOGIAIO「オメガ」オーバーホール価格
クオーツ:15,000円(納期:約4週間)
コーアクシャル:24,000円(納期:約4週間)
自動巻き:18,000円(納期:約4週間)
クロノグラフ:28,000円(納期:約4週間)
こちらも「おすすめ時計修理店」にもランキングしている「時計修理・メンテナンス OROLOGIAIO」であれば、オメガのコーアクシャルモデルも安心・安全にオーバーホールを受けることができます。
【東京・中野】〒164-0001 東京都中野区中野2-11-5 吉田ビル2階
TEL:03-3383-0833 受付時間:11:00〜19:00 年中無休(年末年始除く)
オメガだけが採用している「コーアクシャル」のメリットとデメリット
コーアクシャル機構は、オメガのみが採用している画期的なムーブメントとして知られています。ですが、このコーアクシャル機構はオメガ特有の技術という訳ではありません。
このコーアクシャル機構自体は、1974年にジョージ・ダニエルズ氏によって生み出されたものであり、特許期間も既に切れているために、オメガ以外のブランドでもコーアクシャル機構を搭載することは問題ありません。しかし、今現在はオメガのみが採用しているだけということです。
コーアクシャルのメリット
このコーアクシャルムーブメントの大きなメリットとして、次の3つをあげることが出来るのではないでしょうか。
・摩擦が少ないために壊れにくい
・推奨オーバーホール間隔が8~10年
・安定した精度をキープ
コーアクシャルムーブメントは、機械式時計の動力源となる「がんぎ車」「アンクル」「テンプ」「ヒゲゼンマイ」が通常の機械式ムーブメントとは異なり、シリコン製の部品が採用されています。
なので通常のムーブメントとは異なり、部品同士の摩擦の軽減と、それに伴う部品劣化のリスクを減らすことで、通常ムーブメントのオーバーホール推奨間隔3~4年の約倍の間隔となる8~10年のメンテナンス寿命の長さも特徴です。
また、これらの部品は軽量であることから、歯車を動かす際に余計なトルクがかかることもなく、テンプにスムーズなエネルギーを与えることができることで、安定した精度をキープすることが出来るといったメリットもあります。
コーアクシャルのデメリット
コーアクシャル機構搭載の最大のデメリットが、そのコストにあります。パーツや組み立てに要する金銭的・時間的コストがかかりすぎてしまうのが、その最大の要因です。また、ムーブメントの視覚的な美しさや構造的な問題といったこともあるようです。
コーアクシャル機構は、1974年にジョージ・ダニエルズ氏によって生み出された画期的なムーブメントですが、その際にパテックフィリップに持ち込みして売り込んでみましたが、採用されることはありませんでした。
そして、現行のコーアクシャル機構に近づいた1990年初頭にも、同じくパテックフィリップでは実用に至らなかったようです。また、ロレックスではまったく理解されなかったそうですが、仮にロレックスでコーアクシャルムーブメントの製造が行われた場合には、その販売価格はいったいどれくらいの価格になるのでしょうか・・・。
まとめ:コーアクシャルモデルでもオーバーホールできる時計修理店はある
現在はオメガだけが、このコーアクシャル機構を採用していますが、これからもオメガ特有の機構として生産され続けることになるでしょう。それに伴って、メーカー以外でのオーバーホールを行う時計修理店も拡大していくと思われます。
とはいえ、今現在は限られた時計修理店でのコーアクシャル機構ムーブメントのオーバーホールの引き受けとなっていますので、メーカーでの高額なメンテナンス価格や、サービスに疑問を持たれるオメガユーザーはこちらのページを参考にされてみてはと思います。
尚、多くの実績と評判でユーザー満足度が高く、当サイトでもご紹介している「時計修理の千年堂」では、今現在はコーアクシャルモデルのオーバーホール依頼の引き受けを停止しています。年間実績30,000本オーバーの依頼というなかにあって、依頼される全てのコーアクシャル機構の純正部品の確保が難しいことが、その背景にあるようです。
● 時計修理・オーバーホール専門店シエン無料見積もりはこちら
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