最終更新日:2022.7.28
時計好きには特に知られた東京・中野のオロロジャイオは、小規模ながらも徹底したそのコンサルティングが評判の時計修理専門店です。また、その見積もりから完了まで同じ時計技術者が責任を持って、1本1本と向き合う体制も多くの時計好きから評価されています。
オロロジャイオの年間実績はロレックスやオメガを中心とはなるものの、高級時計と呼ばれる多くの時計メーカーにも対応しています。特に「ロレックス」は豊富な実績と経験で多くのモデルに熟知しています。
こちらでは、そんな「ロレックス」のモデルの中から「デイトジャスト」の修理事例とその際の料金をまとめたページとなっています。また、オーバーホール作業の流れもご紹介しています。
目次
【オロロジャイオ】デイトジャストの修理・オーバーホール事例と料金
1級時計修理技能士が丁寧に作業いたします。小さなブランド時計の修理店ですのでお待たせしてしまうこともありますが、時計の修理の技術力をしっかりそそぎ1つ1つより良い状態でお戻しいたします。他店でオーバーホールや修理を断られた時計でも、是非一度オロロジャイオにお気軽にお問い合わせください。
モデル | オロロジャイオ | メーカー |
---|---|---|
デイトジャスト | 20,000円 | 44,000円 |
* 部品交換の発生時には上記オーバーホール価格に加えて部品代が合わせて請求されます。
デイトジャスト 16234G
【依頼内容】オーバーホール・外装研磨・時計が激しく進む
【修理内容】オーバーホール・ヒゲゼンマイ調整
【不具合原因】油劣化・ヒゲゼンマイ絡み
【オーバーホール価格】20.000円
【外装仕上げ】12,000円
【交換部品】ヒゲゼンマイ調整:5,000円
【合計料金】37,000円
【技術者コメント】磁気帯によってヒゲゼンマイが絡んでいました。時計の進みが激しい場合のほとんどがヒゲゼンマイの絡みによるものです。ヒゲゼンマイは柔らかい金属のため絡み方がすごいと精度調整に非常に手間取ります。外装仕上げも行ってリフレッシュいたしました
デイトジャスト 1601
【依頼内容】オーバーホール・外装仕上げ・動作不良
【修理内容】オーバーホール・部品交換
【不具合原因】油切れ・テンシン摩耗
【オーバーホール価格】20,000円
【外装仕上げ】12,000円
【交換部品】テンシン:12,000円/ゼンマイ:4,000円/バネ棒:1,600円/4番車:9,800円/
【合計料金】59,400円
【技術者コメント】油切れのまま使用されていいたために時計の心臓にあたるテンプの軸のテンシンがかなり摩耗した状態のために動作不良を起こしていたようです。オーバーホールと同時にテンシン交換とゼンマイの交換、消耗部品も一緒に交換させていただきました。同時にご要望の外装仕上げも行いました
デイトジャスト 16233
【依頼内容】オーバーホール・外装研磨・動作不良
【修理内容】オーバーホール・部品交換・外装仕上げ
【不具合原因】油切れ・部品劣化
【オーバーホール価格】20.000円
【外装仕上げ】12,000円
【交換部品】ゼンマイ:3,000円/ハックレバー:5,800円/バネ棒:1,600円
【合計料金】42,400円
【技術者コメント】秒規制レバー(ハックレバー)の割れによる動作不良の状態でした。リューズを引っ張る際の力が伝わってしまうことで起こる稀なトラブルです。同時にバネ棒交換も行いました。外装の小傷も綺麗になってます。
デイトジャスト 16234
【依頼内容】オーバーホール・外装仕上げ・動作不良
【修理内容】オーバーホール・部品交換
【不具合原因】油切れ・部品劣化
【オーバーホール価格】20.000円
【外装仕上げ】12,000円
【交換部品】ゼンマイ:3,000円/バネ棒:1,600円/角穴ネジ:4,800円/角穴車:9,800円
【合計料金】51,200円
【技術者コメント】油切れの状態でした。動作不良はゼンマイの入る香箱車を動かす角穴車のネジが折れていたためでした。角穴車の歯欠けもありましたので交換いたしました。ご要望の外装仕上げもさせていただきました。
【オロロジャイオ】デイトジャストのオーバーホール作業時間の流れ
● 修理費用を含めた見積もり(1~2週間)
● 部品の手配(1~2週間)
● 分解(数時間)
● 部品洗浄(数十分)
● 組み立て(数時間)
● 精度調整・確認(数時間)
● ケーシング(数十分)
● ランニングテスト(1~2週間)
オロロジャイオの修理・オーバーホールは、すべて上記の流れで行われています。まずは、裏蓋を開けてムーブメント内部の状態が確認できる程度まで分解して、メンテナンスにかかる費用を正確に算出することから始まります。
この見積もり価格が了承された時計は、劣化が確認された部品の発注が行われます。国内で入手可能な部品は国内から、国内にない場合には海外ルートを通じた部品の発注・入手が行われることになります。なので、この部品入手にかかる時間が大きく納期時間へと反映されることになります。
次に、部品入手が完了した時計から実際のオーバーホール作業が行われます。分解〜ケーシングまでは通常であれば数時間で完了することになりますが、最も慎重かつ丁寧な作業が求められるのが「組み立て」工程となります。この工程が精度に大きく影響するために技術と経験が必要になってきます。
オロロジャイオは経験年数10年から30年の経験豊富な熟練技術者の手によって作業が進められ、他の時計修理店で断られてしまった時計の修理実績が多いのも、この「組み立て」工程での差となって現れているのかもしれません。
また、オロロジャイオは「ランニングテスト」に多くの時間を割くのも特徴の1つとなる時計修理専門店です。この「ランニングテスト」で行われる巻き上げテスト、精度テスト、防水検査、磁気テストはパワーリザーブの長さに応じて徹底した確認作業が行われているようです。
●「オロロジャイオがユーザーから支持される理由3つと口コミや評判」の記事を見る
【オロロジャイオ】デイトジャストの依頼方法2つ【郵送・持ち込み】
【オロロジャイオ】郵送で依頼
オロロジャイオへの時計修理・オーバーの依頼は、全国対応の「無料宅配キット」を利用した郵送での依頼が簡単で安心な方法となります。また、その際は時計本体のみを郵送してください。ギャランティカードや保証書等は必要ありません。
オロロジャイオの「無料宅配キット」は無料で利用することができ、見積もり後のキャンセルでも一切の金銭的負担はありません。また、ほとんどの時計修理専門店ではキャンセル後の時計返送には送料の負担を求められますが、オロロジャイオではキャンセル後の返送料も無料で対応しています。
● 時計修理オーバーホール「オロロジャイオ(OROLOGIAIO)」公式サイトで確認する
【オロロジャイオ】店舗へ持ち込む
オロロジャイオは全国対応の「無料宅配キット」を利用することで時計修理・オーバーホールの依頼を行うことができますが、同時にオロロジャイオ店舗の店頭でも時計修理技術者が直接、修理・オーバーホールの依頼に対応しています。
【住所】東京都中野区中野2-11-5 吉田ビル2階
【TEL】03-3383-0833
【営業時間】11:00 〜 19:00
【休業日】年中無休(年末年始のみ休み)
【アクセス】JR中央線・総武線、東京メトロ東西線 中野駅南口から徒歩2分
*土日・祝日は受付と返却業務のみとなって時計修理技術者は不在ですので、時計修理技術者への対面依頼は平日のみとなっています。
まとめ:デイトジャストはロレックスでは最多依頼のモデル
こちらのページでは「時計修理専門店オロロジャイオ」の豊富な時計修理・オーバーホール実績の中から、ロレックスでは最もポピュラーな「デイトジャスト」の修理・オーバーホールの事例と料金、そしてオーバーホール作業時間の流れをご紹介してみました。
時計修理専門店「オロロジャイオ」は年間多くのロレックスの修理・オーバーホール依頼を引き受けていますが、今回ご紹介した「デイトジャスト」はロレックスでは最多の依頼を引き受けるモデルですので、豊富な実績で安心なそのメンテナンス依頼先となるでしょう。
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